日本ホスピスグループ理念

グループ理念

多死時代に対応し在宅ホスピスを推進

超高齢社会への対応に追われる日本、もう一つの大きな課題が多死時代へ対応と考えます。医療の目覚ましい発展によって得られた世界一の長寿は国民の幸福感と共にありません。長寿で得られた時間をどう生きるか、その行く末の「死」とどう向き合えば良いのか、多くの国民には見えていません。「死」は恐れるものではなく人生のゴールと捉えられ、長寿によって得られた時間を楽しんで謳歌できる「笑顔」溢れる社会を目指します。そのために在宅ホスピスの普及を実践し、そのための研究や提言を行います。

おうちが病院

「おうち」と「病院」のいいとこ取り

「おうちが病院」は「おうち」+「病院」のいいとこ取り。「おうち」とは自由(自己決定)とコミュニティの中で生きるということ。自己決定は自己責任と表裏一体であり、自己責任の上だからこそ叶う自己実現があります。コミュニティは、一番身近で最小単位である家族から始まり、親戚、地域、友人、仕事などで繋がる社会の中で生きるということです。「おうちが病院」は「おうち」と「病院」の間ではありません。おうちでも病院でも叶わない自己実現、時間の質、周囲の理解、環境が得られる場所です。

職業家族

家族と同じ覚悟をもったプロフェッショナルであること

私たちは「職業家族」というポジショニングでご本人とご家族を支えます。請負わない、背負わない、家族から剥ぎ取らないというマネジメントです。本人の残存能力、家族の多様な力を活用し、主体者は本人でありその家族です。しかし、核家族が進み家族の介護力が期待できない環境にあり、また活用すべき社会資源は日々変化しているので複雑です。「職業家族」はプロフェッショナルとしてサポートします。